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57
docs/lang/ja/ANDROID.md
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57
docs/lang/ja/ANDROID.md
Normal file
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@ -0,0 +1,57 @@
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title: Androidアプリ内のファイルにアクセスする
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revision: 07.02.2023
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| Updated 07.02.2023 | [EN](/docs/ANDROID.md), [CZ](/docs/lang/cs/ANDROID.md), [FR](/docs/lang/fr/ANDROID.md) JA |
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# Androidアプリ内のファイルにアクセスする
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SimpleXはデータベースを使用し、その設定をAndroidのプライベートデータディレクトリ内に保存します。ディレクトリには次のものが含まれます:
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- データベース
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- 送受信ファイル
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- 不要になったら削除される一時ファイル
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- ユーザー設定
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SimpleXのデータディレクトリに保存されているものを表示するには以下の環境が必要です:
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- Unixベースのオペレーティングシステム(またはWindowsの[MinGW](https://www.mingw-w64.org/downloads/))
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- ADB (Android Debug Bridge)がインストールされたコンピュータ。([ここからダウンロード](https://developer.android.com/studio/releases/platform-tools)してインストールできます)
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- デバイスがUSBまたはWi-Fiでコンピュータに接続されていること
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## 手順:
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- SimpleXを開き、`データベースのパスフレーズとエクスポート`を開き、`アプリのデータバックアップ`を有効にします。これで他のステップも動作するようになります
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- オプション: データベースの内容を表示したい場合は、`データベースのパスフレーズ`をランダムなものから自分のものに変更してください。これを行うには、`データベースのパスフレーズとエクスポート`画面でチャットを停止し、データベースパスフレーズを開き、新しいパスフレーズを入力して確認し、更新します。このパスフレーズを忘れると、後で再度パスフレーズを聞かれたときに、すべてのデータを失うことになります
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- ターミナルエミュレータを開き(WindowsのCMD/Powershellは使えません)、バックアップを保存するディレクトリを変更します:
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```bash
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cd /tmp # 例
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```
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次に、以下を実行します:
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```bash
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adb -d backup -f chat.ab -noapk chat.simplex.app &&
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tail -n +5 chat.ab > chat.dat &&
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printf "\x1f\x8b\x08\x00\x00\x00\x00\x00" | cat - chat.dat > chat.gz &&
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tar -xvzf chat.gz
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```
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デバイスのロックを解除し、暗号化のパスワードを使用せずにバックアップ操作を確認します。そうしないと、コマンドが機能しません。
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その後、バックアップを終了する必要があります。`tar: Error is not recoverable: exiting now`というエラーが表示された場合でも、心配する必要なく、問題ありません。
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これで、バックアップされたファイルは `./apps/chat.simplex.app/`内に配置されます。
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SimpleXの最新バージョンを使用している場合、データベースは暗号化されるため、`sqlcipher`アプリケーションを使用し、復号化パスフレーズを知らない限り、データベースの内容を見ることができないことに注意してください(最初にアプリでランダムに生成されたパスフレーズから自分のものに変更する必要があります)。
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## データベースの復号化
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データベースデータを表示するには、まずデータを復号化する必要があります。 お気に入りのパッケージマネージャーを使用して`sqlcipher`をインストールし、データベースのあるディレクトリで次のコマンドを実行します:
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```bash
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sqlcipher files_chat.db
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pragma key="youDecryptionPassphrase";
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# 正常に動作するか確認
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select * from users;
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```
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`Parse error: no such table: users`が表示された場合は、正しいパスフレーズを入力していること、Androidアプリでパスフレーズをランダムから変更していることを確認してください (もちろん、このデータベースを Android デバイスから取得した場合)。
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245
docs/lang/ja/CLI.md
Normal file
245
docs/lang/ja/CLI.md
Normal file
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@ -0,0 +1,245 @@
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title: Terminal CLI
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revision: 31.01.2023
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| Updated 31.01.2023 | Languages: [EN](/docs/CLI.md), [FR](/docs/lang/fr/CLI.md), [CZ](/docs/lang/cs/CLI.md) JA |
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# Linux/MacOS/Windows用 SimpleX Chat ターミナル(コンソール)アプリ
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## 目次
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- [ターミナルチャット機能](#ターミナルチャット機能)
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- [インストールガイド](#🚀-installation)
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- [クライアントのダウンロード](#クライアントのダウンロード)
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- [LinuxとMacOS](#LinuxとMacOS)
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- [Windows](#windows)
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- [ソースからビルドする](#ソースからビルドする)
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- [Dockerを使用する](#Dockerを使用する)
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- [任意のOSでHaskellを使用する](#任意のOSでHaskellを使用する)
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- [使用方法](#使用方法)
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- [クライアントの実行](#クライアントの実行)
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- [Tor経由でメッセージングサーバーにアクセスする](#Tor経由でメッセージングサーバーにアクセスする)
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- [SimpleXチャットの使い方](#SimpleXチャットの使い方)
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- [グループ](#グループ)
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- [ファイルの送信](#ファイルの送信)
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- [ユーザーの連絡先アドレス](#ユーザーの連絡先アドレス)
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- [チャット履歴にアクセスする](#access-chat-history)
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## ターミナルチャット機能
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- 同じターミナルウィンドウで複数の人と1対1のチャット
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- グループメッセージ
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- 連絡先やグループへのファイル送信
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- ユーザー連絡先アドレス - 複数使用可能な連絡先リンクによる接続の確立
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- メッセージはローカルのSQLiteデータベースに保存
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- 自動入力される受信者名 - 接続が確立されたら、メッセージを入力するだけで送信者に返信可能
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- アプリ内で事前に構成されたデモ SMP サーバーが利用可能 - または[独自のサーバー](https://github.com/simplex-chat/simplexmq#using-smp-server-and-smp-agent)をデプロイすることも可能
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- グローバルIDや名前がサーバーに表示されないため、連絡先や会話の完全なプライバシーを確保さ
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- 2層のE2E暗号化(デュプレックス接続にはダブルラチェット、X3DH鍵共有とエフェメラルCurve448キーを使用、SMPキューにはNaCl crypto_box、Curve25519キーを使用)と受信者キーのアウトオブバンド受け渡し([SimpleXチャットの使い方を参照](#how-to-use-simplex-chat))
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- メッセージの整合性検証(前のメッセージの内容を含む)
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- 自動生成されたEd448キーによるSMPサーバーによる各コマンド/メッセージの認証
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- TLS 1.3トランスポート暗号化
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- SMPサーバーから受信者へのメッセージの追加暗号化により、トラフィックの相関性を低減
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鍵共有に関与する公開鍵はIDとして使用されず、連絡先ごとにランダムに生成されます。
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技術的な詳細については、[使用される暗号化プリミティブ](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/master/protocol/overview-tjr.md#encryption-primitives-used)を参照してください。
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<a name="🚀-installation"></a>
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## 🚀 インストールガイド
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### クライアントのダウンロード
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#### LinuxとMacOS
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`simplex-chat`を**インストール**または**更新**するには、インストールスクリプトを実行する必要があります。そのためには、以下のcURLまたはWgetコマンドを使用してください:
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```sh
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curl -o- https://raw.githubusercontent.com/simplex-chat/simplex-chat/stable/install.sh | bash
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```
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||||
```sh
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||||
wget -qO- https://raw.githubusercontent.com/simplex-chat/simplex-chat/stable/install.sh | bash
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```
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チャットクライアントがダウンロードできたら、ターミナルで`simplex-chat`コマンドを実行します。
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または、以下のコマンドで、[最新の安定リリース](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases)からシステムのチャットバイナリを手動でダウンロードし、実行も可能です。
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```sh
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chmod +x <binary>
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||||
mv <binary> ~/.local/bin/simplex-chat
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```
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(または`PATH`上の任意の場所).
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MacOSでは、[Gatekeeperの実行を許可](https://support.apple.com/en-us/HT202491)する必要があります。
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#### Windows
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```sh
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move <binary> %APPDATA%/local/bin/simplex-chat.exe
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```
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### ソースからビルドする
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> **注意:** アプリをビルドするには、[stableブランチ](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/tree/stable)のソースコードを使用してください。
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#### Dockerを使用する
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Linuxでは、[カスタム出力でdocker build](https://docs.docker.com/engine/reference/commandline/build/#custom-build-outputs)を使ってチャット実行可能ファイルをビルドできます。:
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```shell
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git clone git@github.com:simplex-chat/simplex-chat.git
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cd simplex-chat
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git checkout stable
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DOCKER_BUILDKIT=1 docker build --output ~/.local/bin .
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```
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> **注意:** `` version `GLIBC_2.28' not found `` というエラーが発生した場合は、`haskell:8.10.7-stretch`ベースイメージで再ビルドしてください(ローカルの [Dockerfile](Dockerfile)で変更してください)。
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#### 任意のOSでHaskellを使用する
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1. [Haskell GHCup](https://www.haskell.org/ghcup/)、GHC 9.6.3、cabal 3.10.1.0 をインストールします:
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```shell
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curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://get-ghcup.haskell.org | sh
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```
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`ghcup tui`を使用して、GHCおよびcabalのバージョンを確認または追加できます。
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2. ソースコードのクローンを作成します:
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```shell
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git clone git@github.com:simplex-chat/simplex-chat.git
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cd simplex-chat
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git checkout stable
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# 特定のバージョンをビルドする場合:
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# git checkout v5.3.0-beta.8
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```
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`master`は開発ブランチであるため、不安定なコードが含まれている可能性があります。.
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3. システムの準備:
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Linux:
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```shell
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apt-get update && apt-get install -y build-essential libgmp3-dev zlib1g-dev
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cp scripts/cabal.project.local.linux cabal.project.local
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```
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Mac:
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```
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brew install openssl@1.1
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cp scripts/cabal.project.local.mac cabal.project.local
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```
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opensslの場所を指すように、cabal.project.localを修正する必要がある場合があります。
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4. アプリをビルドする:
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```shell
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cabal update
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cabal install simplex-chat
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```
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## 使用方法
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### クライアントの実行
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チャットクライアントを起動するには、ターミナルから`simplex-chat`を実行します。
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デフォルトでは、アプリデータディレクトリはホームディレクトリ(`~/.simplex`または `%APPDATA%/simplex` on Windows)に作成され、2つの SQLite データベースファイル`simplex_v1_chat.db`と`simplex_v1_agent.db`が初期化されます。
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データベースファイルに別のファイルパスの接頭辞を指定するには、`-d`コマンドラインオプションを使用します:
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```shell
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$ simplex-chat -d alice
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```
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例えば、上記を実行すると、カレントディレクトリに`alice_v1_chat.db`と`alice_v1_agent.db`データベースファイルが作成されます。
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3つのデフォルトのSMPサーバーはLinodeでホストされており、[アプリ内で事前に構成](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/blob/stable/src/Simplex/Chat/Options.hs#L42)されています。
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独自のSMPサーバーをデプロイした場合は、`-s`オプションを使用してクライアントを構成できます:
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```shell
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$ simplex-chat -s smp://LcJUMfVhwD8yxjAiSaDzzGF3-kLG4Uh0Fl_ZIjrRwjI=@smp.example.com
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```
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サーバーアドレスの前にあるBase64urlエンコードされた文字列は、TLSハンドシェイク中にクライアントによって検証されるサーバーのオフライン証明書フィンガープリントです。
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デフォルトまたはその他のサーバーを使用して他のユーザーと会話することができます。これは、接続を開始するときのメッセージキューの場所にのみ影響します (また、応答キューは、相手のクライアントの設定に応じて、別のサーバー上に存在する可能性があります)。
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`simplex-chat -h`を実行して、利用可能なオプションをすべて表示できます。
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### Tor経由でメッセージングサーバーにアクセスする
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Torをインストールし、ポート9050でSOCKS5プロキシとして実行します。Macで実行する場合は以下の通りです:
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```
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brew install tor
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brew services start tor
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```
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Tor経由でサーバーにアクセスするには、`-x`オプションを使用します:
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```
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simplex-chat -x
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```
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他のホストまたはポートで実行している場合、`--socks-proxy=ipv4:port`または`--socks-proxy=:port`オプションを使用して、SOCKS5プロキシのホストとポートを構成することもできます。
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### SimpleXチャットの使い方
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チャットを開始すると、ローカルチャットのプロフィールを作成するための「表示名」とオプションの「フルネーム」を指定するプロンプトが表示されます。表示名は、あなたの連絡先があなたを参照するためのエイリアスです - これは一意ではなく、グローバルなIDとして機能するものではありません。あなたの連絡先の方が同じ表示名を選択した場合、チャットクライアントはそのローカル表示名に数字のサフィックスを追加します。
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以下の図は、連絡先に接続してメッセージを送信する方法を示しています:
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<div align="center">
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<img align="center" src="../../../images/how-to-use-simplex.svg">
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</div>
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ローカル プロファイルを設定したら、`/c` (または`/connect`)と入力して新しい接続を作成し、招待状を生成します。 この招待状を他のチャネル経由で連絡先に送信します。
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`/connect`を複数回入力し、接続したい対応する連絡先にこれらの招待状を送信することで、複数の招待状を作成できます。
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この招待状は一度しか使用することができず、仮にこの招待状が傍受されたとしても、あなたのコンタクト先が接続の確立を確認すれば、攻撃者はこの招待状を使用してこのキュー経由であなたにメッセージを送信することはできません。[招待フォーマット](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/master/protocol/agent-protocol.md#connection-request)については、エージェントプロトコルを参照してください。
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招待を受け取った連絡先は、`/c <invitation>`と入力して接続を承諾する必要があります。これにより接続が確立され、双方に通知が送信されます。
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その後、`@<name> <message>`コマンドを使用してメッセージを送信します。 メッセージの入力を開始して、最後に連絡した連絡先に送信することもできます。
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使用可能なコマンドのリストを見るには`/help`を使用してください。
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### グループ
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グループを作成するには、`/g <group>`を使用し、`/a <group> <name>`で連絡先を追加します。`#<group> <message>`と入力することで、グループにメッセージを送ることができます。その他のコマンドについては`/help groups`を使用して確認してください。
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> **注意**: グループはどのサーバーにも保存されず、メッセージの送信先となるアプリデータベース内のメンバーのリストとして維持されます。
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### ファイルの送信
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`/f @<contact> <file_path>`を使用してファイルを連絡先に送信できます。受信者は送信前にファイルを受け入れる必要があります。その他のコマンドは`/help files`を使用してください。
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`/f #<group> <file_path>`を使用してファイルをグループに送信できます。
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### ユーザーの連絡先アドレス
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1回限りの招待リンクの代わりに、`/ad` (`/address`)で長期的なアドレスを作成することができます。作成されたアドレスはどのチャンネルでも共有でき、他のユーザーが`/c <user_contact_address>`で連絡先リクエストを行うためのリンクとして使用できます。
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`/ac <name>`と`/rc <name>`コマンドを使用して、受信リクエストを承認または拒否できます。
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ユーザーアドレスは、複数回使用可能な接続リンクという意味で "長期的 "に使用することができます。ユーザーが削除するまで使用することができ、その場合、確立された接続はすべてアクティブなままです(電子メールとは異なり、アドレスを変更するとメッセージを送ることができなくなります)。
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||||
その他のコマンドについては`/help address`を使用してください。
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114
docs/lang/ja/CONTRIBUTING.md
Normal file
114
docs/lang/ja/CONTRIBUTING.md
Normal file
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@ -0,0 +1,114 @@
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||||
title: コントリビューティングガイド
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||||
revision: 31.01.2023
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||||
| Updated 31.01.2023 | Languages: [EN](/docs/CONTRIBUTING.md), [FR](/docs/lang/fr/CONTRIBUTING.md), [CZ](/docs/lang/cs/CONTRIBUTING.md) JA |
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# コントリビューティングガイド
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## SQLCipher暗号化を有効にしてコンパイルする
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OpenSSLヘッダとライブラリの場所と暗号化モードを設定するフラグ`cabal.project.local` プロジェクトルートに追加します:
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```
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cp scripts/cabal.project.local.mac cabal.project.local
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# or
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# cp scripts/cabal.project.local.linux cabal.project.local
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```
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## MacでOpenSSLを使用する
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MacOSにはデフォルトでLibreSSLがインストールされていますが、SimpleXをソースからコンパイルするにはOpenSSLをインストールする必要があります。
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OpenSSLは`brew install openssl@1.1`でインストールできます。
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正しく動作させるにはPATHに`/opt/homebrew/opt/openssl@1.1/bin`を追加する必要があります。
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## プロジェクトブランチ
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**simplex-chatリポジトリ**
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- `stable` - アプリの安定版リリース。以前の安定リリース(GHC 9.6.3)へのアップデートに使用します。
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- `stable-android` - Nix (GHC 8.10.7)で安定したAndroidコアライブラリを構築するために使用します。 - Android armv7a のみ。
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- `stable-ios` - Nix (GHC 8.10.7) を使用して安定したiOSコアライブラリを構築するために使用します。このブランチはNix設定ファイルを除き、`stable-android`と同じである必要があります。 廃止済みです。
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||||
- `master` - ベータ版リリース(GHC 9.6.3)のブランチです。
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- `master-ghc8107` - ベータ版リリース(GHC 8.10.7)用のブランチです。 廃止済みです。
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- `master-android` - Nix (GHC 8.10.7)でベータAndroidコアライブラリを構築するために使用します。 - Android armv7a のみ。
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||||
- `master-ios` - Nix (GHC 8.10.7)でベータiOSコアライブラリを構築するために使用します。 廃止済みです。
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||||
- `windows-ghc8107` - Windowsコアライブラリビルド(GHC 8.10.7)用のブランチです。 廃止済み?
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`master-ios`と`windows-ghc8107`ブランチは、Nix構成ファイルを除き、`master-ghc8107`と同じである必要があります。
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**simplexmqリポジトリ**
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- `master` - GHC 9.6.3 を使用しており、そのコミットはsimplex-chatリポジトリの`master`ブランチで使用する必要があります。
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- `master-ghc8107` - このコミットは simplex-chat リポジトリの`master-android` (および`master-ios`)ブランチで使用する必要があります。廃止済みです。
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## 開発とリリースプロセス
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1. simplex-chatリポジトリとsimplexmqリポジトリのみに、`master`ブランチに PR を作成します。
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2. simplexmqリポジトリが変更された場合、モバイル向けコアライブラリをビルドするには、その`master`ブランチを`master-ghc8107`ブランチにマージする必要があります。
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||||
3. Android、iOS、Windows用のコアライブラリを構築する場合:
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- `master`ブランチを`master-android`ブランチにマージする。
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- GHC 8.10.7と互換性のあるコードに更新する (以下を参照)。
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- GitHubにプッシュする。
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4. すべてのライブラリは`master`から、Android armv7aは`master-android`ブランチからビルドする必要があります。
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5. デスクトップアプリとCLIアプリをビルドするには、`master`ブランチでタグを作成し、APKファイルをリリースに添付する必要があります。
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6. App StoreとPlayストアへのリリース後にマージします:
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- `master`から`stable`へ
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- `master`から`master-android`(コードをコンパイル/更新する)
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||||
- `master-android`から`stable-android`へ
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7. それとは別に、simplexmqリポジトリの`master`ブランチは、安定版リリース時に`stable` ブランチにマージする必要があります。
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## GHC 8.10.7とGHC 9.6.3の違い
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1. 主な違いは、`DuplicateRecordFields`拡張に関するものです。
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GHC9.6.3ではセレクタを使うときに型を指定することができなくなり、代わりにOverloadedRecordDot拡張と構文が使われるようになりましたが、これはGHC8.10.7では削除する必要があります:
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```haskell
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{-# LANGUAGE DuplicateRecordFields #-}
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||||
-- use this in GHC 9.6.3 when needed
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{-# LANGUAGE OverloadedRecordDot #-}
|
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||||
-- GHC 9.6.3 syntax
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||||
let x = record.field
|
||||
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-- GHC 8.10.7 syntax removed in GHC 9.6.3
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let x = field (record :: Record)
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```
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レコード更新構文を使用する場合でも、型を指定することは可能です。コンパイラの警告を抑制するにはこのプラグマを使用します:
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```haskell
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-- use this in GHC 9.6.3 when needed
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{-# OPTIONS_GHC -fno-warn-ambiguous-fields #-}
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let r' = (record :: Record) {field = value}
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```
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2. ほとんどのモナド関数は、特定のモナドモジュール(`Control.Monad.Except`など)ではなく、`Control.Monad`からインポートする必要があります。
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```haskell
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-- use this in GHC 9.6.3 when needed
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import Control.Monad
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```
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[このPR](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/pull/2975/files)では全ての違いについて見ることができます。
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437
docs/lang/ja/README.md
Normal file
437
docs/lang/ja/README.md
Normal file
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@ -0,0 +1,437 @@
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[](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/actions/workflows/build.yml)
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[](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases)
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[](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases)
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[](https://www.reddit.com/r/SimpleXChat)
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<a rel="me" href="https://mastodon.social/@simplex"></a>
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| 30/03/2023 | [EN](/README.md), [FR](/docs/lang/fr/README.md), [CZ](/docs/lang/cs/README.md) JA |
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<img src="../../../images/simplex-chat-logo.svg" alt="SimpleX logo" width="100%">
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# SimpleXはユーザーIDを持たない100%プライベートな設計のメッセージングプラットフォームです!
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[<img src="../../../images/trail-of-bits.jpg" height="100">](http://simplex.chat/blog/20221108-simplex-chat-v4.2-security-audit-new-website.html) [<img src="../../../images/privacy-guides.jpg" height="80">](https://www.privacyguides.org/en/real-time-communication/#simplex-chat) [<img src="../../../images/kuketz-blog.jpg" height="80">](https://www.kuketz-blog.de/simplex-eindruecke-vom-messenger-ohne-identifier/)
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## SimpleXチャットへようこそ!
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1. 📲 [アプリをインストールする](#install-the-app)。
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2. ↔️ [チームと繋がる](#connect-to-the-team)、 [ユーザーグループに参加](#join-user-groups) または [最新情報を確認する](#follow-our-updates)。
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3. 🤝 友人と[プライベートな接続を確立する](#make-a-private-connection)。
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4. 🔤 [SimpleX Chatの翻訳を手伝う](#help-translating-simplex-chat)。
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5. ⚡️ [プロジェクトに貢献](#contribute) または [寄付する](#help-us-with-donations)。
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[SimpleXチャットについてもっと知る](#contents)。
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## アプリをインストールする
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/apple_store.svg" alt="iOS app" height="42">](https://apps.apple.com/us/app/simplex-chat/id1605771084)
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[](https://play.google.com/store/apps/details?id=chat.simplex.app)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/f_droid.svg" alt="F-Droid" height="41">](https://app.simplex.chat)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/testflight.png" alt="iOS TestFlight" height="41">](https://testflight.apple.com/join/DWuT2LQu)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/apk_icon.png" alt="APK" height="41">](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases/latest/download/simplex.apk)
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- 🖲 いつ誰と話そうとも、メッセージとメタデータは保護されます。
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- 🔐 暗号化レイヤーを追加した上で、Double Ratchetアルゴリズムを使用したエンドツーエンド暗号化が行われます。
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- 📱 Android ([Google Play](https://play.google.com/store/apps/details?id=chat.simplex.app), [APK](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases/latest/download/simplex.apk)) と [iOS](https://apps.apple.com/us/app/simplex-chat/id1605771084)のモバイル向けアプリがあります。
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- 🚀 **10,000ユーザ限定**で新機能を含む[TestFlight (iOS向けベータ版)](https://testflight.apple.com/join/DWuT2LQu)がリリース1~2週間前に利用可能です。
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- 🖥 Linux、MacOS、及びWindowsで、[コンソールアプリ(CLI)](#zap-quick-installation-of-a-terminal-app)が利用可能です。
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## チームと繋がる
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プロフィールに会話がない場合に表示される「開発者とチャット」ボタン、設定にある「質問やアイデアを送る」または[SimpleXのアドレス](https://simplex.chat/contact#/?v=1&smp=smp%3A%2F%2FPQUV2eL0t7OStZOoAsPEV2QYWt4-xilbakvGUGOItUo%3D%40smp6.simplex.im%2FK1rslx-m5bpXVIdMZg9NLUZ_8JBm8xTt%23%2F%3Fv%3D1%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEALDeVe-sG8mRY22LsXlPgiwTNs9dbiLrNuA7f3ZMAJ2w%253D%26srv%3Dbylepyau3ty4czmn77q4fglvperknl4bi2eb2fdy2bh4jxtf32kf73yd.onion)を使って、SimpleXチームに接続することができます。以下の場合に接続してください。
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- 質問がある場合
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- 改善の提案がある場合
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- 上記に関連する情報などを共有する場合
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質問には手動で対応しているため、すぐには返信されません。最大24時間掛かる場合があります。
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オープンソース言語のモデル統合の支援と[SimpleXチームへの参加](./docs/JOIN_TEAM.md)に興味がある方は、ぜひご連絡ください。
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## ユーザーグループに参加する
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新しい[ディレクトリサービス](https://simplex.chat/contact#/?v=1-4&smp=smp%3A%2F%2Fu2dS9sG8nMNURyZwqASV4yROM28Er0luVTx5X1CsMrU%3D%40smp4.simplex.im%2FeXSPwqTkKyDO3px4fLf1wx3MvPdjdLW3%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAaiv6MkMH44L2TcYrt_CsX3ZvM11WgbMEUn0hkIKTOho%253D%26srv%3Do5vmywmrnaxalvz6wi3zicyftgio6psuvyniis6gco6bp6ekl4cqj4id.onion)を通じて、他のユーザーが作成したグループに参加することができます。これらのグループで共有されるコンテンツについては、私たちは責任を負いません。
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**注意**: このグループは、ユーザーがSimpleXチャットに関する質問、提案、疑問のみを共有できるように作成されています。
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可能なこと:
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- アプリの批判、他のメッセンジャーと比較すること。
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- プライバシーのための興味深いメッセージアプリを共有すること(スパムを除く)。
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- プライバシーに関連する書籍を共有すること。
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- ダイレクトメッセージで管理者と事前に承認を得て、作成したグループにリンクを共有します。ただし、そのリンクは1回だけです。グループのメンバーが10人を超えたら、そのグループを[SimpleXディレクトリサービス](./docs/DIRECTORY.md)に送信して、新しいユーザーがそのグループを検出できるようにします。
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厳守事項:
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- 他のユーザーに対して礼儀正しくすること。
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- スパムをしないこと(関連することでも、過度なメッセージ送信を行わないこと)。
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- 個人への攻撃をしたり、敵意を示さないこと。
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- 上記に関係しないコンテンツを共有しないこと(政治やプライバシー、セキュリティ、技術、コミュニケーション以外の社会的側面について議論すること、他のユーザーにとって不快と思われる可能性のあるコンテンツを共有することなどが含まれますが、これらに限るものではありません)。
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これらのルールに従わないメッセージは削除され、メッセージ送信の権利を剥奪される場合があります。また、対象者が別名でグループへ再参加することを防ぐため、グループへの新メンバー追加が一時的に制限される場合があります。
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質問があれば、英語圏のユーザーグループに参加することができます: [#SimpleX users group](https://simplex.chat/contact#/?v=1-4&smp=smp%3A%2F%2FPQUV2eL0t7OStZOoAsPEV2QYWt4-xilbakvGUGOItUo%3D%40smp6.simplex.im%2Fos8FftfoV8zjb2T89fUEjJtF7y64p5av%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAQqMgh0fw2lPhjn3PDIEfAKA_E0-gf8Hr8zzhYnDivRs%253D%26srv%3Dbylepyau3ty4czmn77q4fglvperknl4bi2eb2fdy2bh4jxtf32kf73yd.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22lBPiveK2mjfUH43SN77R0w%3D%3D%22%7D)
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また、SimpleXプラットフォームでビルドするデベロッパー向けグループ [#simplex-devs](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2Fu2dS9sG8nMNURyZwqASV4yROM28Er0luVTx5X1CsMrU%3D%40smp4.simplex.im%2F6eHqy7uAbZPOcA6qBtrQgQquVlt4Ll91%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAqV_pg3FF00L98aCXp4D3bOs4Sxv_UmSd-gb0juVoQVs%253D%26srv%3Do5vmywmrnaxalvz6wi3zicyftgio6psuvyniis6gco6bp6ekl4cqj4id.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22XonlixcHBIb2ijCehbZoiw%3D%3D%22%7D) もあります:
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- チャットボットと自動化について
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- 他のアプリとのインテグレーションについて
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- ソーシャルアプリとサービスについて
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- その他
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アプリのUIを翻訳した他の言語グループもあります。これらのグループはテストや他のSimpleXチャットユーザーに質問するためのものです:
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[\#SimpleX-DE](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2FPQUV2eL0t7OStZOoAsPEV2QYWt4-xilbakvGUGOItUo%3D%40smp6.simplex.im%2FkIEl7OQzcp-J6aDmjdlQbRJwqkcZE7XR%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAR16PCu02MobRmKAsjzhDWMZcWP9hS8l5AUZi-Gs8z18%253D%26srv%3Dbylepyau3ty4czmn77q4fglvperknl4bi2eb2fdy2bh4jxtf32kf73yd.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22puYPMCQt11yPUvgmI5jCiw%3D%3D%22%7D) (ドイツ語圏)、 [\#SimpleX-ES](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2FPQUV2eL0t7OStZOoAsPEV2QYWt4-xilbakvGUGOItUo%3D%40smp6.simplex.im%2FaJ8O1O8A8GbeoaHTo_V8dcefaCl7ouPb%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEA034qWTA3sWcTsi6aWhNf9BA34vKVCFaEBdP2R66z6Ao%253D%26srv%3Dbylepyau3ty4czmn77q4fglvperknl4bi2eb2fdy2bh4jxtf32kf73yd.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22wiZ1v_wNjLPlT-nCSB-bRA%3D%3D%22%7D) (スペイン語圏)、 [\#SimpleX-FR](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2Fhpq7_4gGJiilmz5Rf-CswuU5kZGkm_zOIooSw6yALRg%3D%40smp5.simplex.im%2FvIHQDxTor53nwnWWTy5cHNwQQAdWN5Hw%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAPdgK1eBnETmgiqEQufbUkydKBJafoRx4iRrtrC2NAGc%253D%26srv%3Djjbyvoemxysm7qxap7m5d5m35jzv5qq6gnlv7s4rsn7tdwwmuqciwpid.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%221FyUryBPza-1ZFFE80Ekbg%3D%3D%22%7D) (フランス語圏)、 [\#SimpleX-RU](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2FPQUV2eL0t7OStZOoAsPEV2QYWt4-xilbakvGUGOItUo%3D%40smp6.simplex.im%2FXZyt3hJmWsycpN7Dqve_wbrAqb6myk1R%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAMFVIoytozTEa_QXOgoZFq_oe0IwZBYKvW50trSFXzXo%253D%26srv%3Dbylepyau3ty4czmn77q4fglvperknl4bi2eb2fdy2bh4jxtf32kf73yd.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22xz05ngjA3pNIxLZ32a8Vxg%3D%3D%22%7D) (ロシア語圏)、 [\#SimpleX-IT](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2Fu2dS9sG8nMNURyZwqASV4yROM28Er0luVTx5X1CsMrU%3D%40smp4.simplex.im%2F0weR-ZgDUl7ruOtI_8TZwEsnJP6UiImA%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAq4PSThO9Fvb5ydF48wB0yNbpzCbuQJCW3vZ9BGUfcxk%253D%26srv%3Do5vmywmrnaxalvz6wi3zicyftgio6psuvyniis6gco6bp6ekl4cqj4id.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22e-iceLA0SctC62eARgYDWg%3D%3D%22%7D) (イタリア語圏)
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これらのグループに参加するには、リンクをアプリで開くか、デスクトップブラウザで開きQRコードをスキャンしてください。
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## 最新情報を確認する
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以下の方法で、アップデートとリリースをお知らせしています:
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- [Reddit](https://www.reddit.com/r/SimpleXChat/)、[Twitter](https://twitter.com/SimpleXChat)、[Lemmy](https://lemmy.ml/c/simplex)、[Mastodon](https://mastodon.social/@simplex)、[Nostr](https://snort.social/p/npub1exv22uulqnmlluszc4yk92jhs2e5ajcs6mu3t00a6avzjcalj9csm7d828)
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- SimpleX チャット [チームプロフィール](#connect-to-the-team)
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- [ブログ](https://simplex.chat/blog/)と[RSS feed](https://simplex.chat/feed.rss)
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- 稀に[メーリングリスト](https://simplex.chat/#join-simplex)
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## プライベートな接続を確立する
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メッセージのやり取りを開始するには、友人とリンクを共有するか、直接またはビデオ通話経由でスマートフォンからQRコードをスキャンする必要があります。
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リンク共有を行う際のチャネルはセキュアである必要はありません。メッセージの送信者とSimpleXの接続が確立されていることが確認できれば問題ありません。
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<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/app1.png" alt="Make a private connection" height="360"> <img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/arrow.png" height="360"> <img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/app2.png" alt="Conversation" height="360"> <img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/arrow.png" height="360"> <img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/app3.png" alt="Video call" height="360">
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接続後、[接続検証用のセキュリティコード](./blog/20230103-simplex-chat-v4.4-disappearing-messages.md#connection-security-verification)を確認することができます。
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## ユーザーガイド (NEW)
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アプリの機能と設定については、新しい[ユーザーガイド](./docs/guide/README.md)をお読みください。
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## SimpleX Chatの翻訳を手伝う
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ユーザーの皆様と[Weblate](https://hosted.weblate.org/engage/simplex-chat/),によって、SimpleX Chatのアプリ、ウェブサイト、ドキュメントは多くの言語に翻訳されています。
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翻訳者と一緒にSimpleXの成長をサポートしましょう!
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|ロケール|言語 |コントリビュータ|[Android](https://play.google.com/store/apps/details?id=chat.simplex.app) / [iOS](https://apps.apple.com/us/app/simplex-chat/id1605771084)|[ウェブサイト](https://simplex.chat)|Github docs|
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|:----:|:-------:|:---------:|:---------:|:---------:|:---------:|
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|🇬🇧 en|English | |✓|✓|✓|✓|
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|ar|العربية |[jermanuts](https://github.com/jermanuts)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/ar/)<br>-|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/ar/)||
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|🇧🇬 bg|Български | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/bg/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/bg/)|||
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|🇨🇿 cs|Čeština |[zen0bit](https://github.com/zen0bit)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/cs/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/cs/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/cs/)|[✓](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/tree/master/docs/lang/cs)|
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|🇩🇪 de|Deutsch |[mlanp](https://github.com/mlanp)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/de/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/de/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/de/)||
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|🇪🇸 es|Español |[Mateyhv](https://github.com/Mateyhv)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/es/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/es/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/es/)||
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|🇫🇮 fi|Suomi | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/fi/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/fi/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/fi/)||
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|🇫🇷 fr|Français |[ishi_sama](https://github.com/ishi-sama)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/fr/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/fr/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/fr/)|[✓](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/tree/master/docs/lang/fr)|
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|🇮🇱 he|עִברִית | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/he/)<br>-|||
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|🇭🇺 hu|Magyar | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/hu/)<br>-|||
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|🇮🇹 it|Italiano |[unbranched](https://github.com/unbranched)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/it/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/it/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/it/)||
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||||
|🇯🇵 ja|日本語 | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/ja/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/ja/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/ja/)||
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|🇳🇱 nl|Nederlands|[mika-nl](https://github.com/mika-nl)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/nl/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/nl/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/nl/)||
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|🇵🇱 pl|Polski |[BxOxSxS](https://github.com/BxOxSxS)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/pl/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/pl/)|||
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|🇧🇷 pt-BR|Português||[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/pt_BR/)<br>-|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/pt_BR/)||
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|🇷🇺 ru|Русский ||[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/ru/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/ru/)|||
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|🇹🇭 th|ภาษาไทย |[titapa-punpun](https://github.com/titapa-punpun)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/th/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/th/)|||
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|🇹🇷 tr|Türkçe | |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/tr/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/tr/)|||
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|🇺🇦 uk|Українська| |[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/uk/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/uk/)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/uk/)||
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|🇨🇳 zh-CHS|简体中文|[sith-on-mars](https://github.com/sith-on-mars)<br><br>[Float-hu](https://github.com/Float-hu)|[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/android/zh_Hans/)<br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/ios/zh_Hans/)<br> |<br><br>[](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/website/zh_Hans/)||
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翻訳中の言語:アラビア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、[その他言語](https://hosted.weblate.org/projects/simplex-chat/#languages)。追加されている言語の一部が翻訳完了したため、更に言語を追加する予定です。新しい言語を提案したり、[翻訳ガイド](./docs/TRANSLATIONS.md)を確認して、お問い合わせください。
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## プロジェクトへ貢献する
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ぜひとも開発に参加して頂ければ幸いです。以下の点についてご協力ください:
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- Androidアプリで使用される[カラーテーマの共有](./docs/THEMES.md)!
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- サーバーのホスティング、チャットボットの自動化などに関するチュートリアルやレシピの作成
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- SimpleX Chat ナレッジベースへの貢献
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- 新機能の開発 - お手伝いしますのでチャットでご連絡ください。
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## 寄付で協力する
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SimpleX Chat に寄付してくださった皆様に心より感謝いたします。
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私たちはユーザーのプライバシーとセキュリティを優先しています。これは皆様のご支援無しで成立するものではありません。
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SimpleXプロトコルは今後もオープンであり、パブリックドメインであり続けることをユーザーの皆様にお約束します。そのため、誰でもクライアントやサーバーの実装を構築することができます。私たちはメールやウェブと同じ原理に基づいてSimpleXプラットフォームを構築していますが、よりプライベートでセキュアです。
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寄付は、より多く資金を集めることに役に立ちます。たとえコーヒー1杯の金額であっても、それは私たちにとって大きな助けとなります。
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寄付の方法は以下の通りです:
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- [GitHub](https://github.com/sponsors/simplex-chat) - 私たちに手数料が掛かりません。
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- [OpenCollective](https://opencollective.com/simplex-chat) - 手数料は掛かりますが、暗号通貨での寄付も受け付けています。
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- Monero: 8568eeVjaJ1RQ65ZUn9PRQ8ENtqeX9VVhcCYYhnVLxhV4JtBqw42so2VEUDQZNkFfsH5sXCuV7FN8VhRQ21DkNibTZP57Qt
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- Bitcoin: 1bpefFkzuRoMY3ZuBbZNZxycbg7NYPYTG
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- BCH: 1bpefFkzuRoMY3ZuBbZNZxycbg7NYPYTG
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- USDT:
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- BNB Smart Chain: 0x83fd788f7241a2be61780ea9dc72d2151e6843e2
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- Tron: TNnTrKLBmdy2Wn3cAQR98dAVvWhLskQGfW
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- Ethereum: 0x83fd788f7241a2be61780ea9dc72d2151e6843e2
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- Solana: 43tWFWDczgAcn4Rzwkpqg2mqwnQETSiTwznmCgA2tf1L
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寄付に感謝します。
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Evgeny
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SimpleX Chat 創設者
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## コンテンツ
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- [プライバシーが重要である理由](#プライバシーが重要である理由)
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- [プライバシーとセキュリティに対する SimpleX のアプローチ](#プライバシーとセキュリティに対するSimpleXのアプローチ)
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- [完全なるプライバシー](#ID、プロフィール、連絡先、メタデータの完全なプライバシー)
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- [スパムや悪用からの保護](#スパムと悪用からの最高の防御)
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- [データの所有権とセキュリティ](#データの完全な所有権、管理、セキュリティ)
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- [自分自身のSimpleX ネットワーク](#自分自身のSimpleXネットワーク)
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- [よくある質問](#よくある質問)
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- [ニュースとアップデート](#ニュースとアップデート)
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- [ターミナルアプリのクイックインストール](#zap-ターミナルアプリのクイックインストール)
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- [SimpleXプラットフォームデザイン](#SimpleXプラットフォームデザイン)
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- [プライバシーとセキュリティ:技術的詳細と制限](#プライバシーとセキュリティ:技術的詳細と制限)
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- [開発者向け](#開発者向け)
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- [ロードマップ](#ロードマップ)
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- [免責事項、セキュリティ連絡先、ライセンス](#免責事項)
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## プライバシーが重要である理由
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誰もが通信のプライバシーとセキュリティに気を配る必要があります。たとえ隠し事がないとしても、何でもない会話があなたを危険に晒すことがあります。
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最もショッキングな話の1つは、[モハメドゥ・ウルド・スラヒ](https://en.wikipedia.org/wiki/Mohamedou_Ould_Slahi)の体験したことであり、彼の体験記や映画「モーリタニアン黒塗りの記録」が上映されています。彼は、アフガニスタンの親戚に電話した後、9.11テロに関与した疑いで、裁判を受けずにグアンタナモ収容所に入れられ、テロ発生前ドイツで10年間生活していたにも関わらず、そこで15年間の拷問を受けました。
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エンドツーエンドで暗号化されたメッセンジャーを使用するだけでは不十分であり、私たちは皆、自分の個人ネットワーク、つまり誰と接続しているのかのプライバシーを保護するメッセンジャーを使用するべきです。
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## プライバシーとセキュリティに対するSimpleXのアプローチ
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### ID、プロフィール、連絡先、メタデータの完全なプライバシー
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**他の既存のメッセージングプラットフォームとは異なり、SimpleXはユーザへ識別子を割り当てません、** 乱数さえありません。
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そのため、SimpleXのプラットフォームサーバーや監視者から、誰と通信しているかは隠蔽されプライバシーが保護されます。 [続きを読む](./docs/SIMPLEX.md#full-privacy-of-your-identity-profile-contacts-and-metadata)
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### スパムと悪用からの最高の防御
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SimpleXプラットフォーム上では識別子がないため、1回限りの招待リンクやオプションである一時的なユーザーアドレスを共有しない限り、連絡を取ることはできません。 [続きを読む](./docs/SIMPLEX.md#the-best-protection-against-spam-and-abuse)
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### データの完全な所有権、管理、セキュリティ
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SimpleXは全てのユーザーデータをクライアント端末に保存し、メッセージは受信するまで一時的にSimpleXのリレーサーバーに保存されます。 [続きを読む](./docs/SIMPLEX.md#complete-ownership-control-and-security-of-your-data)
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### 自分自身のSimpleXネットワーク
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自分自身のSimpleXサーバーを用意して使っても、アプリにあらかじめ設定されているサーバーや他のSimpleXサーバーを使っている人と通信することができます。 [続きを読む](./docs/SIMPLEX.md#users-own-simplex-network).
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## よくある質問
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1. _なぜSimpleXはユーザ識別子を使わずにメッセージを配信できるのですか?_ [v2リリースのお知らせ](./blog/20220511-simplex-chat-v2-images-files.md#the-first-messaging-platform-without-user-identifiers)のSimpleXの仕組みについての説明をご覧ください。
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2. _Signalだけを使用すべきではないのはなぜですか?_ Signalは、ユーザーとその連絡先を識別するために電話番号を使用する集中型プラットフォームです。つまり、Signal上のメッセージの内容は堅牢なエンドツーエンドの暗号化で保護されていますが、Signalからは大量のメタデータが見えることになります。
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3. _同じようにユーザ識別子を必要としないMatrix、Session、Ricochet、Cwtch、その他サービスとどう違うのですか?_ これらのプラットフォームは実際のIDを必要としませんが、メッセージを配信するために匿名のユーザーID(IDやキー乱数など) に依存しています。たとえ匿名であっても、永続的なユーザーIDを使用すると、ユーザーの連結グラフがオブザーバーやサービスプロバイダーに知られるリスクが生じ、一部のユーザーが匿名化解除に繋がる恐れがあります。同じユーザープロファイルを使ってSimpleX以外のメッセンジャーで二人の異なるユーザーに接続した場合、その二人が同じ人物に接続しているかどうかを確認することができます。SimpleXでは、他のメッセージングプラットフォームにはない、異なるコンタクトとの会話に共通するメタデータがありません。
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## ニュースとアップデート
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最近の重要な更新:
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[2024年3月23日 SimpleXネットワーク: 真のプライバシーと安定した利益、非営利プロトコル、v5.6リリース:量子耐性E2E暗号化とシンプルなプロファイル移行機能。](./blog/20240323-simplex-network-privacy-non-profit-v5-6-quantum-resistant-e2e-encryption-simple-migration.md)
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[2024年3月14日 SimpleX Chat v5.6 ベータ版:Signalダブルラチェットアルゴリズムに量子耐性を追加。](./blog/20240314-simplex-chat-v5-6-quantum-resistance-signal-double-ratchet-algorithm.md)
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[2024年1月24日 SimpleXチャット:Linodeの無料インフラ、v5.5リリース:プライベートノート、グループ履歴、よりシンプルな接続UXが追加。](./blog/20240124-simplex-chat-infrastructure-costs-v5-5-simplex-ux-private-notes-group-history.md)
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[2023年11月25日 SimpleX Chat v5.4リリース: モバイルアプリとデスクトップアプリを耐量子プロトコルでリンクし、グループを大幅に改善。](./blog/20231125-simplex-chat-v5-4-link-mobile-desktop-quantum-resistant-better-groups.md)
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[2023年9月25日 SimpleX Chat v5.3リリース: デスクトップアプリ、ローカルファイルの暗号化、グループとディレクトリサービスの改善。](./blog/20230925-simplex-chat-v5-3-desktop-app-local-file-encryption-directory-service.md)
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[2023年7月22日 SimpleX Chat v5.2リリース: メッセージ配信確認機能。](./blog/20230722-simplex-chat-v5-2-message-delivery-receipts.md)
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[2023年5月23日 SimpleX Chat v5.1リリース: メッセージのリアクションと自己破壊パスコードを追加。](./blog/20230523-simplex-chat-v5-1-message-reactions-self-destruct-passcode.md)
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[2023年4月22日 SimpleX Chat: ビジョンと資金調達、v5.0 がリリース: 最大1GBのビデオとファイルのアップロード。](./blog/20230422-simplex-chat-vision-funding-v5-videos-files-passcode.md)
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[2023年3月1日 SimpleXファイル転送プロトコル – 大容量ファイルを効率的、プライベートかつ安全に送信する機能が間もなくSimpleXチャットアプリに統合。](./blog/20230301-simplex-file-transfer-protocol.md)
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[2022年11月8日 Trail of Bits によるセキュリティ監査、新しいWebサイトおよびv4.2 がリリース。](./blog/20221108-simplex-chat-v4.2-security-audit-new-website.md)
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[2022年9月28日 v4.0リリース: 暗号化されたローカルチャットデータベースとその他の多くの変更。](./blog/20220928-simplex-chat-v4-encrypted-database.md)
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[全てのアップデートを見る](./blog)
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## :zap: ターミナルアプリのクイックインストール
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```sh
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curl -o- https://raw.githubusercontent.com/simplex-chat/simplex-chat/stable/install.sh | bash
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```
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チャットクライアントがインストールされたら、ターミナルから `simplex-chat` を実行するだけです。
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[ターミナルアプリのインストールと使用方法](./docs/CLI.md)についての詳細はこちらです。
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## SimpleXプラットフォームデザイン
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SimpleXは独自のネットワークトポロジーを持つクライアントサーバネットワークで、冗長で使い捨てのメッセージリレーノードを使用し、一方向(シンプレクス)のメッセージキューを介して非同期にメッセージを受け渡し、受信者と送信者の匿名性を提供します。
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P2Pネットワークとは異なり、すべてのメッセージは1つまたは複数のサーバーノードを経由して渡され、それは、永続性を持つ必要さえありません。 実際、現在の[SMPサーバの実装](https://github.com/simplex-chat/simplexmq#smp-server)では、メモリ内のメッセージストレージを使用しており、キューレコードのみを永続化しています。 SimpleXは、メッセージの配信にグローバルな参加者識別子が使用されないため、P2P設計より優れたメタデータ保護を提供し、[P2Pネットワークの問題](./docs/SIMPLEX.md#comparison-with-p2p-messaging-protocols)を回避することができます。
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フェデレーションネットワークとは異なり、サーバーノードは**ユーザーの記録を持たず**、 **互いに通信せず**、受信者に配信された後の**メッセージを保存しません。** SimpleXネットワークに参加しているサーバーの完全なリストを検出する方法はありません。このデザインは、すべてのフェデレーションネットワークが持つメタデータの可視性の問題を回避し、ネットワーク全体の攻撃からの保護が強化されます。
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ユーザーやその連絡先、グループに関する情報を持っているのはクライアントデバイスだけです。
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プラットフォームの目的や詳細な技術設計については[SimpleXホワイトペーパー](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/stable/protocol/overview-tjr.md)を参照してください。
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[SimpleX メッセージングプロトコル](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/stable/protocol/simplex-messaging.md)を介してチャットクライアント間で送信されるメッセージの形式については、[SimpleX チャットプロトコル](./docs/protocol/simplex-chat.md)を参照してください。
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## プライバシーとセキュリティ:技術的詳細と制限
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SimpleX Chatは開発中です。準備が整い次第、改良版をリリースします。現在の状態が使用シナリオにとって十分であるかどうかを判断する必要があります。
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通信システムを説明するのに使われる[用語集](./docs/GLOSSARY.md)通信システムを説明するのに使われる用語集をまとめていますので、様々な通信システムの長所と短所を比較するのにお役立てください。
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実装済みのものについて:
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1. SimpleXでは、他のすべてのプラットフォームで(最もプライベートなものでさえも)使われているユーザプロファイル識別子の代わりに、[キューごとのペア識別子](./docs/GLOSSARY.md#pairwise-pseudonymous-identifier)を使用しています(各単一方向のメッセージキューに2つのアドレス、iOSのプッシュ通知用にオプションで3つ目のアドレス、ユーザー間の各接続に2つのキュー)。
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`n`人のユーザーに対して最大 `n * (n-1)` 個のメッセージキューが存在する可能性があるため、アプリケーションレベルでネットワークグラフを監視することがより困難になります。
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2. [NaCl cryptobox](https://nacl.cr.yp.to/box.html)を使用した各メッセージキューでの[エンドツーエンド暗号化](./docs/GLOSSARY.md#end-to-end-encryption)。これは将来的に冗長性を持たせるため(各メッセージを複数のサーバを経由させる)、異なるキューに同じ暗号文(TLSが侵害された場合にのみ攻撃者に見えることになる)が存在しないようにするために追加されました。この暗号化に使用される暗号化キーはローテーションされませんが、代わりにキューをローテーションする予定です。 Curve25519 キーはキーのネゴシエーションに使用されます。
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3. 2人のユーザー(またはグループメンバー)間の各会話での[ダブルラチェット](./docs/GLOSSARY.md#double-ratchet-algorithm)エンドツーエンド暗号化。これは、Signalや他の多くのメッセージングアプリで使用されているアルゴリズムと同じもので、これにより、OTRメッセージングに[前方秘匿性](./docs/GLOSSARY.md#forward-secrecy)(各メッセージは独自のエフェメラルキーで暗号化される)と[侵入回復性](./docs/GLOSSARY.md#post-compromise-security)(キーはメッセージ交換の一部として頻繁に再ネゴシエートされる)が提供されます。最初の[鍵共有](./docs/GLOSSARY.md#key-agreement-protocol)には2組のCurve448鍵が使用され、開始側はこれらの鍵を接続リンク経由で渡し、受け入れ側は確認メッセージのヘッダーにこれらの鍵を記載します。
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4. サーバーから受信者に配信されるメッセージに対して、NaCL cryptoboxを使用した暗号化の追加レイヤー。このレイヤーは、TLS内のサーバーの送受信トラフィック間で共通する暗号文を持たないようにします(同様に共通する識別子もありません)。
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5. メッセージサイズ攻撃を阻止するための複数レベルの[コンテンツパディング](./docs/GLOSSARY.md#message-padding)。
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6. サーバーがメッセージを受信した時刻 (秒単位で四捨五入) を含むすべてのメッセージメタデータは、暗号化されたエンベロープ内で受信者に送信されるため、たとえTLSが侵害されたとしても、観測されることはありません。
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7. クライアント/サーバー接続ではTLS 1.2/1.3のみが許可され、暗号化アルゴリズム: CHACHA20POLY1305_SHA256、Ed25519/Ed448、Curve25519/Curve448に限定されます。
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8. リプレイアタックから保護するために、SimpleXサーバは各クライアントコマンドのセッションIDとして、キューごとのエフェメラルキーで署名された[tlsunique チャネルバインディング](https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc5929.html)を要求します。
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9. IPアドレスを保護するために、すべてのSimpleX ChatクライアントはTor経由でのメッセージングサーバーへのアクセスをサポートしています。詳細は[v3.1リリースのお知らせ](./blog/20220808-simplex-chat-v3.1-chat-groups.md)を参照してください。
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10. パスフレーズを使用したローカル データベース暗号化。連絡先、グループ、送受信されたメッセージは全て暗号化されて保存されます。v4.0以前のSimpleX Chatをご利用の場合は、アプリの設定で暗号化を有効にする必要があります。
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11. トランスポートの分離 - 異なるユーザープロファイルのトラフィックには異なるTCP接続とTor回線が使用され、オプションで異なる連絡先やグループメンバーの接続にも使用されます。
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12. メッセージングキューを手動でローテーションして、会話を別のSMPリレーに移動します。
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13. [XFTPプロトコル](https://simplex.chat/blog/20230301-simplex-file-transfer-protocol.html)を使用してエンドツーエンドの暗号化ファイルを送信します。
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14. ローカルファイルの暗号化が行われます。
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追加予定:
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1. 送信者のSMPリレーと受信者のXFTPリレーを使用して、トラフィックを削減し、別の当事者よって選択し制御されている可能性のあるリレーからIPアドレスを隠蔽します。
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2. ダブルラチェットプロトコルにおけるポスト耐量子鍵交換。
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3. メッセージキューの自動ローテーションと冗長化。現在、2人のユーザー間で作成されたキューは、ユーザーがキューを手動で変更するか連絡先が削除されるまで使用されます。これらの識別子を一時的なものにし、TBCのスケジュール(例えば、Xメッセージごと、またはX時間/日ごと)に基づいてローテーションする自動キューローテーションを追加する予定です。
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4. メッセージの「ミキシング」 - メッセージ配信に遅延を加えることで、メッセージ時間によるトラフィックの相関を防ぎます。
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5. 再現性のあるビルド - これは開発スタックの制限ですが、私たちはこの問題を解決するために投資するつもりです。ユーザーは、ソースコードからすべてのアプリケーションとサービスをビルドすることができます。
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## 開発者向け
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可能なこと:
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- SimpleX Chatライブラリを使用して、チャット機能をあなたのモバイルアプリに統合すること
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- Haskellでチャットボットとサービスを作成 - [簡単なチャットボットの例](./apps/simplex-bot/)と[高度なチャットボットの例](./apps/simplex-bot-advanced/)をご覧ください。
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- SimpleX ChatターミナルCLIをローカルのWebSocketサーバとして実行し、任意の言語でチャットボットやサービスを作成できます。[TypeScript SimpleX Chat クライアント](./packages/simplex-chat-client/)と[JavaScript チャットボットの例](./packages/simplex-chat-client/typescript/examples/squaring-bot.js)を参照してください。
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- [simplex-chatターミナルCLI](./docs/CLI.md)を実行し、シェルスクリプト実行の一部としてメッセージを送信するなど、個々のチャットコマンドを実行します。
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SimpleX プラットフォームでの開発を検討している場合は、アドバイスやサポートをお受けいたしますので、お問い合わせください。
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また、[#simplex-devs](https://simplex.chat/contact#/?v=1-2&smp=smp%3A%2F%2Fu2dS9sG8nMNURyZwqASV4yROM28Er0luVTx5X1CsMrU%3D%40smp4.simplex.im%2F6eHqy7uAbZPOcA6qBtrQgQquVlt4Ll91%23%2F%3Fv%3D1-2%26dh%3DMCowBQYDK2VuAyEAqV_pg3FF00L98aCXp4D3bOs4Sxv_UmSd-gb0juVoQVs%253D%26srv%3Do5vmywmrnaxalvz6wi3zicyftgio6psuvyniis6gco6bp6ekl4cqj4id.onion&data=%7B%22type%22%3A%22group%22%2C%22groupLinkId%22%3A%22XonlixcHBIb2ijCehbZoiw%3D%3D%22%7D)グループに参加して質問や成功談を共有してください。
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## ロードマップ
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- ✅ インメモリメッセージストレージを持つSimpleXサーバを依存関係なしに簡単にデプロイ。
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- ✅ グループとファイルをサポートしたターミナル(コンソール)クライアント。
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- ✅ LinodeへのワンクリックでのSimpleXサーバーのデプロイ。
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- ✅ 追加の暗号化レイヤーを備えたダブルラチェットプロトコルを使用したエンドツーエンド暗号化。
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- ✅ AndroidとiOS用のモバイルアプリv1。
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- ✅ バックグラウンドサービスを使用したAndroid向けプライベートインスタント通知。
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- ✅ Haskellチャットボットテンプレート。
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- ✅ v2.0 - モバイルアプリで画像やファイルをサポート。
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- ✅ チャット履歴を手動で削除。
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- ✅ モバイルアプリ経由のエンドツーエンドの暗号化されたWebRTC音声およびビデオ通話。
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- ✅ Apple Push Notificationサービスを使用したiOS向けプライバシー保護インスタント通知。
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- ✅ チャットデータベースのエクスポートとインポート。
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- ✅ モバイルアプリでのチャットグループ。
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- ✅ Tor経由でのメッセージングサーバーへの接続。
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- ✅ デュアルサーバーアドレスでv3隠しサービスとしてメッセージングサーバーにアクセス。
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- ✅ チャットサーバーとTypeScriptクライアントSDKで、チャットインターフェイス、統合、チャットボットを開発(アナウンス準備中)。
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- ✅ 各連絡先と新しいランダムな名前を共有するシークレットモード。
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- ✅ チャットデータベースの暗号化。
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- ✅ チャット履歴の自動削除。
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- ✅ グループ参加のリンクとグループ機能の安定性向上。
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- ✅ 音声メッセージ (連絡先ごとに受信者のオプトアウト)。
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- ✅ SMPサーバーの基本認証(新しいキューの作成を許可)。
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- ✅ 削除されたメッセージの閲覧、送信者によるメッセージの完全削除 (連絡先ごとに受信者のオプトインが可能)。
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- ✅ スクリーンショットをブロック、最近のアプリで表示。
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- ✅ 高度なサーバー設定。
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- ✅ 消えるメッセージ(受信者が連絡先ごとにオプトイン)。
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- ✅ ライブメッセージ機能。
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- ✅ 帯域外の別チャネルを介して連絡先を確認。
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- ✅ 同じチャットデータベース内の複数のユーザープロファイル。
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- ✅ 複数の接続で同じ TCP セッションを再利用することを避けるためのオプション。
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- ✅ メッセージの下書きを保存。
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- ✅ ファイルサーバーによる、大容量ファイルの効率的かつプライベートな送信の最適化。
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- ✅ オーディオ&ビデオ通話の改善。
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- ✅ 古いAndroid OSと32ビットCPUをサポート。
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- ✅ 隠しチャットプロフィール。
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- ✅ [XFTP protocol](./blog/20230301-simplex-file-transfer-protocol.md)による大容量ファイルの送受信。
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- ✅ ビデオメッセージ。
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- ✅ アプリのアクセスパスコード。
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- ✅ AndroidアプリのUIデザインの改善。
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- ✅ オプションの代替アクセスパスワード。
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- ✅ メッセージのリアクション。
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- ✅ メッセージ編集履歴。
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- ✅ 大人数グループでのバッテリーとトラフィックの使用量を削減。
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- ✅ メッセージ配信の確認 (連絡先ごとの送信者のオプトアウトあり)。
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- ✅ デスクトップクライアント。
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- ✅ アプリに保存されたローカルファイルの暗号化。
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- ✅ デスクトップアプリでモバイルプロファイルを使用。
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- ✅ プライベートメモ。
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- ✅ ビデオ送信の改善(ローカルに保存されたビデオの暗号化を含む)。
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- ✅ ダブルラチェットプロトコルでの量子耐性鍵交換。
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- 🏗 安定性を改善し、バッテリー使用量を削減。
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- 🏗 新規ユーザーのエクスペリエンスを向上。
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- 🏗 大規模なグループ、コミュニティ、公開チャンネル。
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- 🏗 送信者のためのメッセージ配信リレー(受信者のサーバーからIPアドレスを隠し、トラフィックを減らす)。
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- プライバシー&セキュリティスライダー - すべての設定を一度に設定する簡単な方法。
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- SMPキューの冗長性とローテーション(手動もサポート)。
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- 連絡先アドレス経由で送信される接続リクエストに、オプションのメッセージを含める。
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- 会話中のナビゲーションと検索の改善(引用メッセージへの展開とスクロール、検索結果へのスクロールなど)。
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- フィード/ブロードキャスト。
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- 既存の連絡先との一時的/消滅/OTR会話。
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- 位置情報を非公開で共有。
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- ウェブウィジェットでチャットのインタラクティブ性をカスタマイズ。
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- プログラム可能なチャット自動化/ルール(自動返信/転送/削除/送信、リマインダーなど)。
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- オプションのDNSベースの連絡先/グループアドレスのためのプライバシー保護IDサーバーで、接続と検出を簡素化、メッセージを配信するために使用:
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- ドメインを失っても、すべての連絡先とグループは保持。
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- サーバーは連絡先やグループに関する情報を持たない。
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- 大容量マルチノードSMPリレー。
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## 免責事項
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[SimpleXプロトコルとセキュリティモデル](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/master/protocol/overview-tjr.md)が見直され、v1.0.0では多くの変更と改善が行われました。
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セキュリティ監査は[Trail of Bits](https://www.trailofbits.com/about)によって2022年10月に行われ、ほとんどの修正はv4.2.0でリリースされました。[発表を参照してください](./blog/20221108-simplex-chat-v4.2-security-audit-new-website.md)。
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SimpleX Chatはまだ比較的初期段階のプラットフォームであるため(モバイルアプリは2022年3月にリリースされました)、バグや不足している機能が見つかる可能性があります。修正・改善が必要な点がありましたら、ぜひお知らせください。
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アプリに設定されているデフォルトのサーバーは、ベストエフォートベースで提供されています。現在のところ、SLAは保証しておりませんが、これまでの稼働率は99.9%以上を記録しています。
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私たちは、いかなる第三者からも、サーバーまたはサーバーからの情報へのアクセスを提供したり、アクセスを要求されたことはありません。万が一、そのようなアクセスや情報の提供を要求された場合は、正当な法的手続きに従います。
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W私たちは、ユーザーのIPアドレスを記録せず、サーバー上でトラフィックの関連付けも行いません。トランスポートレベルのセキュリティが重要な場合は、Torまたは他の同様のネットワークを使用してメッセージングサーバーにアクセスする必要があります。トラフィック相関の機会を減らすためにクライアントアプリケーションを改善する予定です。
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詳しくは[規約とプライバシーポリシー](./PRIVACY.md)ご覧ください。
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## セキュリティ連絡先
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セキュリティの脆弱性を報告するには、chat@simplex.chat まで電子メールにてご連絡ください。修正と公開を調整します。GitHub issuesでセキュリティ脆弱性を報告しないでください。
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[脅威モデル](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/stable/protocol/overview-tjr.md#threat-model)でカバーされているもの以外で、2つの異なる会話を同じユーザーに関連付けることを可能にするトラフィック相関攻撃の可能性が発見された場合は、セキュリティ脆弱性として扱い、この開示プロセスに従ってください。
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## ライセンス
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[AGPL v3](./LICENSE)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/apple_store.svg" alt="iOS app" height="42">](https://apps.apple.com/us/app/simplex-chat/id1605771084)
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[](https://play.google.com/store/apps/details?id=chat.simplex.app)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/f_droid.svg" alt="F-Droid" height="41">](https://app.simplex.chat)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/testflight.png" alt="iOS TestFlight" height="41">](https://testflight.apple.com/join/DWuT2LQu)
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[<img src="https://github.com/simplex-chat/.github/blob/master/profile/images/apk_icon.png" alt="APK" height="41">](https://github.com/simplex-chat/simplex-chat/releases/latest/download/simplex.apk)
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102
docs/lang/ja/SIMPLEX.md
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102
docs/lang/ja/SIMPLEX.md
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@ -0,0 +1,102 @@
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title: SimpleX platform
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revision: 07.02.2023
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| Updated 07.02.2023 | Languages: [EN](/docs/SIMPLEX.md), [FR](/docs/lang/fr/SIMPLEX.md), [CZ](/docs/lang/cs/SIMPLEX.md) JA |
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# SimpleX プラットフォーム - 動機と比較
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## 問題点
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既存のチャットプラットフォームとプロトコルには、次の一部またはすべての問題が存在します:
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- ユーザプロファイルと連絡先のプライバシー(メタデータのプライバシー)の欠如
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- プロバイダ経由のMITM攻撃から[E2EE][1]実装の保護が無い(またはオプションの保護のみ)
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- 迷惑メッセージ(スパムや不正使用)
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- データの所有権と保護の欠如
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- 非技術者ユーザーに対するすべての非集中型プロトコルの使用の複雑さ
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少数の集中型プラットフォームに通信が集中することで、こうした問題の解決は非常に困難です。
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## 解決策の提案
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提案するプロトコルのスタックは、メッセージと連絡先の両方をクライアントデバイスにのみ保存させることで、サーバーの役割を、キューに送信されるメッセージの認証のみを必要とする単純なメッセージリレーに減らすことで、これらの問題を解決します。他のプラットフォームとは異なり、ユーザーには識別子が割り当てられていないため、メッセージだけでなくメタデータも保護されます。
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プラットフォームの目的や技術設計の詳細については[SimpleXホワイトペーパー](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/master/protocol/overview-tjr.md)を参照してください。
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## SimpleXを使用する理由
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## プライバシーとセキュリティに対するSimpleX独自のアプローチ
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誰もがコミュニケーションのプライバシーとセキュリティに気を配る必要があります。何気ない会話でも危険にさらされる可能性があります。
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### ID、プロフィール、連絡先、メタデータの完全なプライバシー
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**他の既存のメッセージングプラットフォームとは異なり、SimpleXはユーザーIDを割り当てません** - SimpleXは、ユーザーを識別するために、電話番号(SignalやWhatsAppなどで利用)、ドメインベースのアドレス (電子メール、XMPP、Matrixなどで利用)、ユーザー名 (Telegramなどで利用)、公開鍵、さらには乱数 (他のすべてのメッセンジャーなどで利用) も使用しておらず、SimpleXを使用している人が何人いるのかさえわかりません。
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他のすべてのプラットフォームが使っているユーザー識別子の代わりにメッセージを配信するために、SimpleXは単方向(シンプレクス)のメッセージキューのアドレスを使います。SimpleXを使うことは、連絡先ごとに異なるメールアドレスや電話番号を持つようなものですが、これらすべてのアドレスを管理する手間はかかりません。近い将来、SimpleXアプリはメッセージキューを自動的に変更し、会話をあるサーバーから別のサーバーに移動させ、ユーザーにさらに優れたプライバシーを提供するようになるでしょう。
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このアプローチにより、SimpleXプラットフォームのサーバや監視者から通信相手を隠すことで、プライバシーを保護します。Torなどのオーバーレイトランスポートネットワークを経由してSimpleXサーバーに接続するようにネットワークアクセスを設定することで、プライバシーをさらに向上させることができます。
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### スパムや悪用からの最善の保護
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SimpleXプラットフォーム上では識別子を持たないため、1回限りの招待リンクやオプションの一時的なユーザーアドレスを共有しない限り、連絡を取ることはできません。オプションのユーザーアドレスであっても、スパムの連絡先リクエストに使われる可能性はありますが、接続を失うことなく変更または完全に削除することができます。
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### データの完全な所有権、管理、セキュリティ
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SimpleXは全てのユーザーデータをクライアントデバイスに保存し、メッセージは受信するまで一時的にSimpleXのリレーサーバーに保存されます。
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私たちはすべてのサポートするデバイスで使用できるポータブルデータベースフォーマットを使用しています。近日中にモバイルアプリからチャットデータベースをエクスポートする機能を追加し、別のデバイスでも使用できるようにする予定です。
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フェデレーションネットワーク (電子メール、XMPP、または Matrix) のサーバーとは異なり、SimpleXサーバーはユーザーアカウントを保存せず、受信者にメッセージを中継するだけで、双方のプライバシーを保護します。 配信されるメッセージには追加の暗号化レイヤーがあるため、サーバーの送信トラフィックと受信トラフィックの間に共通の識別子や暗号化メッセージはありません。 そのため、誰かがサーバートラフィックを監視している場合、誰が誰と通信しているのかを簡単に判断することはできません (既知のトラフィック相関攻撃については、[SimpleXホワイトペーパー](https://github.com/simplex-chat/simplexmq/blob/master/protocol/overview-tjr.md)を参照してください)。
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### ユーザー独自のSimpleXネットワーク
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SimpleXを独自のサーバーで使用し、アプリ内で事前に構成されたサーバーまたは他のSimpleXサーバーを使用している人々と通信することもできます。
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SimpleX プラットフォームはオープンプロトコルを使用し、チャットボットを作成するためのSDKを提供します。これにより、ユーザーが SimpleXチャットアプリを介して対話できるサービスの実装が可能になります。私たちは、どのようなSimpleXサービスを構築できるか非常に楽しみにしています。
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SimpleXアプリユーザー向けのチャットボットサービスや、モバイルアプリへのSimpleX チャットライブラリの統合など、SimpleXプラットフォームでの開発を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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## 他のプロトコルとの比較
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| | SimpleX chat | Signal, big platforms | XMPP, Matrix | P2P protocols |
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| :--------------------------------------------- | :----------------: | :-------------------: | :-------------: | :-------------: |
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| ユーザーIDが必要 | いいえ = プライベート | はい<sup>1</sup> | はい<sup>2</sup> | はい<sup>3</sup> |
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| MITMの可能性 | いいえ = セキュア | はい<sup>4</sup> | はい | はい |
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| DNSへの依存 | いいえ = 弾力性 | はい | はい | いいえ |
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| 単一オペレータまたはネットワーク | いいえ = 分散型 | はい | いいえ | はい<sup>5</sup> |
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| セントラルコンポーネントまたはその他のネットワーク全体への攻撃 | いいえ = 弾力性 | はい | はい<sup>2</sup> | はい<sup>6</sup> |
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1. 通常は電話番号に基づいていますが、場合によってはユーザー名に基づく場合もある。
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2. DNSベース。
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3. 公開鍵またはその他のグローバルにユニークなID。
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4. オペレーターのサーバーが侵害された場合。
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5. P2Pネットワークや暗号通貨ベースのネットワークは分散型ではあるが、非中央集権型ではない。これらは、ユーザーアドレスの単一の名前空間を持つ単一のネットワークとして動作する。
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6. P2Pネットワークは中央機関が存在するか、ネットワーク全体が侵害される可能性がある。次のセクションを参照。
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## [P2P][9]メッセージングプロトコルとの比較
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プライバシーと集中管理の問題を解決することを目的としたP2Pチャット/メッセージングプロトコルや実装はいくつかありますが、それらは提案された設計よりも信頼性が低く、実装や分析が複雑で、攻撃に対してより脆弱であるという独自の問題点を抱えています。
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1. [P2P][9]ネットワークは、[DHT][10]の一種を使用して、ネットワークを通じてメッセージ/リクエストをルーティングします。DHTの実装は、信頼性、配信保証、遅延のバランスを取るがある複雑な設計になっています。提案された設計では、より優れた配信保証と低い遅延の両方が実現されます(メッセージは、受信者によって選択されたサーバーを使用して、毎回1つのノードを経由して、複数回並列に渡されます。一方、P2Pネットワークでは、メッセージは、アルゴリズムによって選択されたノードを使用して、`O(log N)`ノードを順次通過します)。
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2. 提案された設計は、ほとんどのP2Pネットワークとは異なり、一時的なものであっても、いかなる種類のグローバルユーザーIDも持ちません。
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3. P2P自体は[MITM attack][2]の問題を解決するものではなく、既存のソリューションのほとんどは最初の鍵交換に帯域外メッセージを使用しません。 提案された設計では、最初の鍵交換に帯域外メッセージ、または場合によっては既存の安全で信頼できる接続を使用します。
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4. P2Pの実装は、インターネットプロバイダーによっては([BitTorrent][11]などの使用が)ブロックされることがあります。提案された設計は、トランスポートに依存せず、標準のWebプロトコル上で動作し、サーバーをWeb サイトと同じドメインにデプロイできます。
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5. 各ノードは検出可能であり、ネットワークは全体として動作するため、既知のP2Pネットワークはすべて[シビル攻撃][12]に対して脆弱である可能性があります。 シビル攻撃の可能性を下げる既知の対策は、中央集権的なコンポーネントか高価な[プルーフ・オブ・ワーク][13]が必要です。これとは反対に、提案された設計では、サーバーは接続されておらず、相互に認識されず、すべてのクライアントに認識されないため、サーバーの発見可能性がありません。SimpleXネットワークは断片化されており、複数の分離された接続として動作します。これにより、SimpleXネットワークに対するネットワーク全体の攻撃が不可能になります。たとえ一部のサーバーが侵害されたとしても、ネットワークの他の部分は正常に動作し、影響を受けたクライアントは連絡先やメッセージを失うことなく、他のサーバーの使用に切り替えることができます。
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6. P2Pネットワークは[DrDos攻撃][15]に対して[脆弱][14]である可能性があります。提案された設計では、クライアントは既知の信頼された接続からのトラフィックのみを中継し、ネットワーク全体のトラフィックを反映および増幅するために使用することはできません。
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[1]: https://en.wikipedia.org/wiki/End-to-end_encryption
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[2]: https://en.wikipedia.org/wiki/Man-in-the-middle_attack
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[9]: https://en.wikipedia.org/wiki/Peer-to-peer
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[10]: https://en.wikipedia.org/wiki/Distributed_hash_table
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[11]: https://en.wikipedia.org/wiki/BitTorrent
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[12]: https://en.wikipedia.org/wiki/Sybil_attack
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[13]: https://en.wikipedia.org/wiki/Proof_of_work
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[14]: https://www.usenix.org/conference/woot15/workshop-program/presentation/p2p-file-sharing-hell-exploiting-bittorrent
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||||
[15]: https://en.wikipedia.org/wiki/Denial-of-service_attack#Reflected_attack
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158
docs/lang/ja/WEBRTC.md
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158
docs/lang/ja/WEBRTC.md
Normal file
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@ -0,0 +1,158 @@
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title: SimpleXチャットでカスタムWebRTC ICEサーバーを使用する
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revision: 31.01.2023
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| Updated 31.01.2023 | Languages: [EN](/docs/WEBRTC.md), [FR](/docs/lang/fr/WEBRTC.md), [CZ](/docs/lang/cs/WEBRTC.md) JA |
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# SimpleXチャットでカスタムWebRTC ICEサーバーを使用する
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## STUN/TURNサーバーをデプロイする
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このガイドでは、最も機能的で実績のあるSTUN/TURNサーバーを[`coturn`](https://github.com/coturn/coturn)と[`Ubuntu 20.04 LTS`](https://ubuntu.com/download/server) ディストリビューションを使用して実装します。
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0. `stun.$YOUR_DOMAIN`と`turn.$YOUR_DOMAIN`の証明書を取得します。
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ここでは[Let's Encrypt](https://letsencrypt.org/getting-started/)を使用します。
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1. リポジトリから`coturn`パッケージを取得してインストールします。
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```sh
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apt update && apt install coturn`
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```
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2. `/etc/default/coturn`から`TURNSERVER_ENABLED=1`をコメントアウトします。
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```sh
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sed -i '/TURN/s/^#//g' /etc/default/coturn
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```
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3. `/etc/turnserver.conf`で`coturn`を設定します
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各オプションのコメントも参照してください。
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```sh
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# tls 用に 443 ポートもリッスンする
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alt-tls-listening-port=443
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# TURNメッセージでフィンガープリントを使用する
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fingerprint
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# ロングターム認証メカニズムを使用する
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lt-cred-mech
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# クレデンシャル
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user=$YOUR_LOGIN:$YOUR_PASSWORD
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# サーバードメイン
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server-name=$YOUR_DOMAIN
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||||
# 明示的なオリジン/レルムの関係が見つからなかった場合に、ユーザーに使用されるデフォルトのレルム
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||||
realm=$YOUR_DOMAIN
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||||
# 証明書へのパス。cotunプロセスのユーザー/グループで読み取り可能か確認してください
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||||
cert=/var/lib/turn/cert.pem
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pkey=/var/lib/turn/key.pem
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# 2066ビットの定義済みDH TLSキーを使う
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dh2066
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# Journalctlにログを記録する
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syslog
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# coturnサービスを実行するユーザー/グループ
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proc-user=turnserver
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||||
proc-group=turnserver
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||||
# 弱い暗号化を無効にする
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||||
no-tlsv1
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||||
no-tlsv1_1
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||||
no-tlsv1_2
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||||
```
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||||
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||||
4. `coturn`サービスを開始して有効にします:
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||||
```sh
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||||
systemctl enable coturn && systemctl start coturn
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||||
```
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5. `ufw`を使用している場合は、必要に応じて関連するポートを開きます:
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- **3478** – "plain" TURN/STUN;
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- **5349** – TURN/STUN over TLS;
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||||
- **443** – TURN/STUN over TLS, ファイアウォールをバイパス;
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||||
- **49152:65535** – CoturnがデフォルトでTURNリレーに使用するポート範囲。
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||||
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||||
```sh
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||||
# Ubuntu向け
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||||
sudo ufw allow 3478 && \
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||||
sudo ufw allow 443 && \
|
||||
sudo ufw allow 5349 && \
|
||||
sudo ufw allow 49152:65535/tcp && \
|
||||
sudo ufw allow 49152:65535/udp
|
||||
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||||
# Fedora向け
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||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=443/tcp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=443/udp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=5349/tcp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=5349/udp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=49152:65535/tcp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=49152:65535/udp && \
|
||||
sudo firewall-cmd --reload
|
||||
```
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||||
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||||
## モバイルアプリを構成する
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サーバーを使用するようにモバイル アプリを設定します:
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1. `設定 / ネットワークとサーバー / WebRTC ICE サーバー`を開き、`ICE サーバーの構成`に切り替えます。
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2. フィールドにすべてのサーバーアドレスを1行に1つずつ入力します(例えば、サーバーがポート5349を使用している場合):
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```
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stun:stun.example.com:5349
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||||
turn:username:password@turn.example.com:5349
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```
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これで、私たちのサーバーとデータを共有することなく (E2E 暗号化メッセージでの連絡先とのキー交換を除く)、独自のサーバーを介して音声通話やビデオ通話を行うことができるようになりました。
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## トラブルシューティング
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||||
- **サーバーが利用可能かどうかを確認**:
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ターミナルで次のコマンドを実行します:
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```sh
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||||
ping <your_ip_or_domain>
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```
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||||
パケットが送信されていれば、サーバーは稼働しています。
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||||
- **ポートが開いているかどうかを確認**:
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||||
|
||||
ターミナルで次のコマンドを実行します:
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||||
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||||
```sh
|
||||
nc -zvw10 <your_ip_or_domain> 443 5349
|
||||
```
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||||
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||||
結果:
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||||
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||||
```
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||||
Connection to <your_ip_or_domain> 443 port [tcp/https] succeeded!
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||||
Connection to <your_ip_or_domain> 5349 port [tcp/*] succeeded!
|
||||
```
|
||||
|
||||
- **STUN/TURN接続をテスト**:
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||||
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||||
1. [IceTest](https://icetest.info/)へ移動します。
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||||
2. **Build up ICE Server List**セクションで、次を追加します:
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||||
<img src="../../stun_1.png">
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- `STUN: stun:<your_ip_or_domain>:<port>`と入力し`Add STUN`を押す
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- `TURN: turn:<your_ip_or_domain>:<port>`, `Username: <your_login>`, `Credential: <your_pass>`と入力し`Add TURN`を押す
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||||
ここでの`<port>`は443または5349です。
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3. **ICE server list**セクションにサーバーが表示されているはずです。すべてが正しく設定されている場合は、`Start test`をクリックします:
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<img src="../../stun_2.png">
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4. **Results**セクションには、このように表示されるはずです:
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<img src="../../stun_3.png">
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結果に`srflx`と`relay`の候補が表示されれば、すべてが正しく設定されています。
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